反射神経テストの方法とは?それを鍛える最強トレーニングも徹底解説

1.反射神経、年齢と共に衰えてませんか?

(1)反射神経とは?

実際に反射神経という名称の神経は存在しません。
反射という現象があります。
神経には、感覚を受容する感覚神経と筋肉を動かす運動神経があります。
通常、感覚神経で受容された刺激は脳に伝わり、そこで処理されたのちに、信号が運動神経を通って筋肉を動かします。
しかし、反射では感覚神経からの刺激は、脳に伝わると同時に、運動神経に伝達され、筋肉を動かす現象のことを言います。

   
(2)反射神経が低下する理由
人間の体は年を取るにつれて徐々に衰えていきますが、それは体力的な面だけに留まりません。体力に伴い反射神経も加齢と同時に衰えてしまいます。

ここではそんな加齢と反射神経の衰えの関係性についてご説明したいと思います。
いつまでも若々しい頃と同じようにスポーツで結果を出したいと思うのは人間にとって自然なことです。しかし現実はというと肉体の衰えによりどうしても若かった頃と比較して運動能力は落ちてしまいます。
そして何より反射神経も同時に落ちてしまうことに頭を悩ませている人は多いのではないでしょうか。特に、30代後半から40代前半まではこの衰えを特に感じやすい時期であり、当てはまる人も多いかと思います。

しかし、こうなってしまうのは何故でしょうか。実はこれに関しては眼球の筋肉にその原因があります。

そもそも人間の目は眼球の周囲にあるいくつもの筋肉を使って周囲を見渡しています。そのため加齢によってこの眼の筋肉が衰えれば眼の動きも連動して悪くなって反応が遅れてしまうというわけです。

      
(3)反射神経の衰えによる事故
最近のニュースでよくお年寄りの方が車による交通事故を起こしてしまったという事を耳にしないでしょうか?これは反射神経の衰えによって引き起こさせる場合がほとんどなのです。
運転シミュレーターを使った実験によれば、交差点で迫ってくる対向車を認識して回避するまでの時間的余裕は、若者だと平均1.9秒でしたが、70代の高齢者の平均時間は1.2秒だったのです。
つまり高齢者の方が危険を認識して、回避するまでの時間が若者比べて、平均で0.7秒も遅いことになります。
0.7秒というと大したことはない様にも思われるかもしれませんが、対向車が走っている速度が法定速度(60km/h)だと仮定し、一般道だと0.7秒の間に車は約12メートルも進むのです。
こうした年齢による反射神経の衰えは、やはり無視できないものだといえます。

2. 反射神経測定をしてみよう

(1)定規があればすぐできる!反射神経テストのやり方 これは定規を使った、誰もが1度は見たことのある測定方法です。 【測定方法】 ・落として反射して掴む ペアの人が定規の上端を持ち、実験者が構えた手の高さに「0 cm」の目盛を合わせてキープします。 ペアの人は合図やフェイク、勢いをつけないでそっと定規を手放します。 実験者は出来る限り早く落ちてきた定規をつかみます。 掴んだ定規の「親指の上」の目盛を紙に記録します。 同じことを5回行い、目盛の数値5つから平均値を求めます。 実際の実験では、「目盛の数値」から「反応時間」を求める換算式を用いて「反応時間」を求めます。今回のプラシーボ実験では煩雑な「反応時間」への変換を必要としませんが、もし興味があれば以下をご参照ください。 5 cm → 0.10秒 10 cm → 0.14秒 15 cm → 0.18秒 20 cm → 0.20秒 25 cm → 0.23秒 30 cm → 0.25秒 目盛の数字が小さく、短ければ短いほど、「反応時間」も短いことだけ分かれば大丈夫です。難しく考える必要はありません。

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3. 反射神経のトレーニング


反射神経といえば、ボクサーを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
ボクサーの方々は相手のパンチを瞬時に避け、自らのパンチを打ち込む必要があるため、反射神経と動体視力が欠かせません。そんな動体視力や反射神経はトレーニングをすることで鍛えることが出来ます。


(1)日常のシーンで鍛える。
車に乗っているときや通勤でのバスや電車の中で、移り変わっていく風景を注意して見るようにしていますか? 特にバスや電車での通勤となるとついついスマホをいじったり読書に専念したりしてしまいがちですが、それではもったいないことこの上ありません。できるだけ窓の外の景色に意識を向けて、風景を注意して見るようにしましょう。もちろん、ただ風景を見つめているだけでは効果が期待できません。ところどころにある看板や標識に書かれたものを読み取ってみたり、車のナンバープレートを読み取ってみたりしてください。これだけで十分、動体視力を鍛えるためのトレーニングとなります。
 
(2)効果的なダンス
ダンスは身体パフォーマンスを上げるのに非常に効果的です。
ダンスは身体の動きによって様々な表現をします。鏡を見ながら、「体をこの角度で、このタイミングで曲げて、肘をこの角度で伸ばすとこんな感じ」と自分の体の運動と感覚を擦り合わせる作業こそがダンスの練習そのものです。
つまり、自分でフィードバックを常に得ながらやっているはずなので、反復すれば、体の動かし方が滑らかになったり、うまく動かせるようになって当然です。

つまり、運動器と感覚の連携を良くする動きが"ダンス"でそのものあるため、ダンスを本格的にやっている方は、「運動神経が良い」、あるいは「反射神経が良い」という方が多いはずです。
しかも、ダンスには早い動きも多いため、速筋繊維も効果的に鍛えることができ、刺激を受けてからの体の反応も確実に良くなります。

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(3)スマホゲームで鍛える。
ゲームであれば楽しくトレーニングが出来るのではないのでしょうか?例えば、動物のキャラクターを用いた可愛いゲームアプリがあります。
飛び出て来た羊に矢を当てるものや、猫による赤白旗揚げや、降ってくる雨から犬を避けるものなどがあります。
他にも数字を使ったアプリもオススメです。画面の中から指定された数字を見つけるもの、ひたすら素数を探すものもあるのでこちらは同時に素数を記憶することも出来ます。

様々な工夫がなされたゲームで楽しくトレーニングを行ってみてはいかがでしょうか


【反射神経テスト】
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【The 反射神経】

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【反射神経を鍛えるゲーム】
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4.ボクシングは反射神経アップの最強トレーニング

(1)ボクシングが反射神経をアップする理由 ボクシングはほんの一瞬の差で勝敗が左右されるスポーツです。 相手の隙に瞬時に反応してパンチを打ち、また、相手の動きに瞬時に反応してパンチを外す。 ボクシングではこうした応酬が絶えず繰り返されるので、相手の動きにいかに早く反応するかという反射神経がどうしても重要になってきます。

(2)反射神経以外にストレス発散の効果も!
同じ反射神経を鍛えるトレーニングでも、ボクシングであればストレス発散になります。普段何かを思いっきりパンチすることはないと思います。日常の鬱憤をサンドバッグに全てぶつけましょう。反射神経、ボディメイク、ストレス発散全てを兼ね備えたボクササイズ、是非これを機に始めてみてはいかがでしょうか??


ジムに通えば楽しく反射神経を鍛えられる!

個人的なトレーニングでは限界もあるので・・・・・
ボクササイズを始めて、自分ではここまで追い込めない・・という意見をよく耳にします。普段追い込みきれない方でも、インストラクターが楽しくあおってくれるので自分の限界を超えることが出来ます。45分に凝縮されたボクササイズ是非体感してみて下さい。