女性ボクシングがアツい!男性のボクシングと何が違うの?|ボクシングフィットネスジムNOA

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はじめに


ボクシングは男性がする競技だと思っている方もいらっしゃるでしょう。ですが今、女性ボクシングも盛り上がっているのです!今回は少しでも多くの方に女性ボクシングについて興味を持って頂けるようお伝えしていきたいと思います。


■ 女性ボクシングの歴史


(1) 女性のボクシングはいつ始まったのか


女性のボクシングの歴史は思いのほか古く、海外のある専門サイトによると、1722年にロンドンでエリザベス・ウィルキンソンという名の女性がマーサ・ジョーンズという女性と戦って勝ったという記録が残っているのだとか。もちろん現在のような厳密なルールのもとに行われた試合ではなく、蹴りや投げもありの格闘だったと推察されています。


(2) 日本の女性ボクシングの歴史


明治、大正、昭和、平成の時代を生きたボクシング評論家、郡司信夫氏が著した「ボクシング百年」(時事通信社刊)によると、日本における女子ボクシングの歴史は大正年間にまで遡るとされています。
米国シアトル生まれの女優、砂田駒子が夫フランク徳永とともに大正12年(1923年)ごろ、日本拳闘倶楽部(日倶)でトレーニングしたのが最初ではないかというのです。実際に女性が試合をした例となると昭和25年(1950年)11月19日、広島で行われた石倉節子対菅間和子の2分×4回戦であるとされる。当時、石倉は22歳、ユニオン・ボクシングクラブに所属し、ジムでの練習期間は約1年。対する菅間は北大阪ボクシングクラブ所属の18歳。こちらの練習期間は1年に満たなかったと伝えられています。


(3)世界の女性ボクシングの歴史


アメリカでは1876年にニューヨークの劇場で女性同士が拳を交えた とのレポートがある。これがアメリカ初の女性ボクシングではないかというのが通説となっています。1904年の第3回セントルイス・オリンピックでボクシング(男性)が採用されると、女性のボクシング熱も上昇。1920年ごろにはボストンで、女性のフィジカル・トレーニングにボクシングが採り入れられるといった動きがみられました。


■女性ボクシングと男性ボクシングの違い


(1)ラウンド


新しく公認となった女子ボクシングは、1ラウンド2分、インターバル1分という決まりになっています。
世界タイトルマッチ(WBA、WBC、IBF、WBO)は10回戦で行われます。それ以外は男子とほぼ同じです。


(2)階級


ボクシングの試合では公平を期すために、できるだけ近い体重の選手同士が戦うということがルールで決められています。女子も同じく17階級に分けられています。一番軽いのはアトム級で46.26キロ以下、一番重いのはヘビー級ですが、女子にはクルーザー級がなく男子のクルーザー級以上のウエイトをヘビー級とし、79.38キロ以上で上限はありません。
ちなみに日本人女子の選手は軽量級が比較的多く、アトム級~スーパー・フライ級が多いようです。


~女子階級表~


1 アトム級 ( A ) 102ポンド(46.26キロ)以下
2 ミニ・フライ級 ( M.F ) 102ポンド超え105ポンド(47.62キロ)まで
3 ライト・フライ級 ( L.F ) 105ポンド超え108ポンド(48.97キロ)まで
4 フライ級 ( F ) 108ポンド超え112ポンド(50.80キロ)まで
5 スーパー・フライ級 ( S.F ) 112ポンド超え115ポンド(52.16キロ)まで
6 バンタム級 ( B ) 115ポンド超え118ポンド(53.52キロ)まで
7 スーパー・バンタム級 ( S.B ) 118ポンド超え122ポンド(55.34キロ)まで
8 フェザー級 ( Fe ) 122ポンド超え126ポンド(57.15キロ)まで
9 スーパー・フェザー級 ( S.Fe ) 126ポンド超え130ポンド(58.97キロ)まで
10 ライト級 ( L ) 130ポンド超え135ポンド(61.23キロ)まで
11 スーパー・ライト級 ( S.L ) 135ポンド超え140ポンド(63.50キロ)まで
12 ウエルター級 ( W ) 140ポンド超え147ポンド(66.68キロ)まで
13 スーパー・ウエルター級 ( S.W ) 147ポンド超え154ポンド(69.85キロ)まで
14 ミドル級 ( M ) 154ポンド超え160ポンド(72.57キロ)まで
15 スーパー・ミドル級 ( S.M ) 160ポンド超え168ポンド(76.20キロ)まで
16 ライト・ヘビー級 ( L.H ) 168ポンド超え175ポンド(79.38キロ)まで
17 ヘビー級 ( H ) 175ポンド超え無制限


(3)グローブ


選手が使うグローブの重さもルールで決められています。
一番軽いアトム級からフェザー級(57.1キロ)までは片方8オンス(227グラム)、 フェザー級(57.1キロ)を超える契約ウエイトの場合は片方10オンス(283.5グラム)のグローブを使用します。
もちろん、スーパー・フェザー級(58.97キロ)からヘビー級も同様に片方10オンスのグローブを使用します。


■日本の有名な選手


 ・WBA女子フライ級チャンピオン(50.8㎏)藤岡奈穂子選手
 ・WBO女子ライトフライ級チャンピオン(48.99㎏)天海ツナミ選手
 ・WBOアトム級チャンピオン(46.26㎏)岩川美花選手
 ・IBFアトム級チャンピオン(46.26㎏)花形冴美選手
 ・WBAアトム級暫定チャンピオン(46.26㎏)宮尾綾香選手
 ・WBO女子ミニマム級チャンピオン(47.62㎏)多田悦子選手


■女性ボクシングの試合が見てみたい!


 日本でも全国で試合観戦することができます。例えば東京、大阪、神奈川、兵庫など。各地方で見ることができます。


さいごに


 女子ボクシングについて少しは知っていただけたでしょうか?この機会に一度、試合観戦試合観戦に行ってみてはいかがですか!また、自分がボクシングしたい!と思われた方、ボクシングは筋力トレーニングとダイエット効果にも適しています!初心者の方から始められますので興味のある方は初めて見てはいかがでしょうか!