ボクシングの必需品!縄跳び徹底解剖

-はじめに
ボクサーの練習にはミット打ちやシャドー、ランニングなど様々なトレーニングがあります。特に試合前は減量のためサウナスーツのフードをかぶってランニングをしたり、ハイスピードで長時間縄跳びをしているイメージがあります。
年代によってはご存じない方もみえるかもしれませんが、その代表的なイメージは映画『ロッキー』によって植えつけられ、今日も様々なボクシングを題材とした話で使われるイメージとなりました。


1:何でボクシングのトレーニングといえば縄跳びなの?


ボクシングで重要な要素のひとつにリズム感が挙げられます。
試合を見ると分かりますが、ボクサーの足は常にリズムを刻むようにステップを踏んでいます。それはパンチのタイミングに必要であるのは当然のこと、避けるタイミングもはかっています。そのリズムはフットワークに活かされてきます。常にリズムを刻むことで軽快なフットワークを可能としているのです。
そのため強いボクサーは縄跳びが上手いと言われています。縄跳びで養われたリズム感を使うことで、相手のリズムを崩しながら自分は強弱を付けたパンチを出すことができます。
ボクサーには手首と腕の柔軟性や強さを養うことが重要です。縄跳びはある程度の重さがあればリストのアームの強化に繋がります。
腕を鍛える方法は様々ありますが、リストはなかなか効果的な方法がありません。しかし、縄跳びをトレーニングに加えることで手首と腕全体を同時に鍛えることができるのです。
また手首を回すことにより、腕のリズム感を得ることもできます。またそのリズムはパンチを出すタイミングや柔軟性にも役立っています。
ボクサーは最大12ラウンド、36分間を戦います。極度の集中の中での36分間は体力の消耗を及ぼします。そうなると持久力が大切になってきます。どんなハードパンチャーでも体力がなければ力が出ません。
持久力を養うためにはマラソンが効果的だと思うはずですが、マラソンはどうしても距離が必要になります。縄跳びは場所を選ばないため、ある一定の空間さえあればトレーニングが可能となります。
縄跳びは長時間跳び続けるには持久力が相当必要で、体中の筋肉を使うことになります。こんな効果的なトレーニングをロープ一本でできるのでボクシングのトレーニングには最適です。


2:縄跳びの縄ってどんな種類があるの?


2-1 ボクサーによっては筋トレを重視する人もいます。一般の方でも縄跳びで筋トレを重視するならウエイトロープやタイロープのものをオススメします。ただかなりの重さがあるため運動に慣れていない人は3分も跳べばへとへとになります。ボクサーの中にはこれを連続1時間跳ぶ選手もいるようです。筋トレ重視で持久力をつけられる縄跳びと言えます。
2-2、ボクサーはロープが見えないほどの速さで跳んでいるイメージがあります。一般人にはあの速さで回し跳ぶことは難しいです。
このようにスピード重視で跳びたいのならワイヤーロープを使う手があります。このロープは重さがあるのに回しやすいロープになります。ただ速く回せるあまりコントロールが難しい点があります。


3:重いもの?長いもの?おすすめの縄跳びの選び方


ボクサーが選ぶロープも一般人とそれほど変わりません。ビニールロープを使います。ただ持ち手部分は長いものを使用しています。長いものを使うことによって回しやすくなっているのです。
手首で回すことを意識しなければいけないため跳びにくい、または回しにくいロープは効果的ではありません。効果を上げるためにも回しやすくコントロールしやすいものを使っているのです。
オススメとしてはアシックスの縄跳びを買うことです。アシックス製は基本的に長い持ち手の商品なので回しやすく跳びやすくなっています。


3-1 長さの調節方法
 やり方は簡単で、まずはご自身の使っている縄跳びを付け根辺りで持ちましょう。
そして両足で縄跳びを踏んで、そのまま上に引っ張っていきます。
さらに両ヒジを直角に曲げた状態で横に開いて、縄跳びがタルミ無く伸びたらちょうどいいです。
ここで両ヒジが上に上がっていたら長すぎて、反対に下がっていたら短すぎる。
まっすぐ横に開き、両ヒジが直角になる長さに調節しましょう。

3-2 重さ
ロープが重い場合どうなるのでしょうか。これはロープを回す時の遠心力に影響を与えるのです。縄跳びは一般的なイメージとしてビニールロープになりますが、これくらいの重さはロープコントロールをする上で調度いい重さとなるのです。そのロープの重さを増した場合どうなるでしょうか。回すための筋力が必要になることは想像できると思います。肘を固定して軸とし回すとなると、肘から手首までの前腕と、肩から肘までの上腕はそれぞれ筋肉に大きな負担をかけることになります。それでも回そうとするあまり、上記の筋肉を相当使うことになるので筋力トレーニングの効果が高まるのです。この効果を利用するのがボクサーやムエタイ選手です。タイロープと言う重いロープを使い1時間は余裕で跳び続けます。一般人が回せば3分で音を上げるロープです。彼らは手首を使って上手く跳ぶのですが、そのおかげで腕だけでなくリストの強化にも繋がっているのです。
グリップが重い場合にはそこを握る指や手首の強化が主になります。もちろん腕の強化にもなるのですが、グリップの重さを直接支えるのは指や手首です。そうなると重くするだけで回すのが急激に辛くなるのです。ある程度縄跳びを回せるようになって通常の重さのグリップを難なく回せるようになったら強度を上げる意味でグリップが重いものを使ってもいいかもしれません。


上記の条件から基本的にはビニールロープで太いものを選びましょう。それだけでも重さは変わります。いきなり重いものを選んでしまうと普通に跳ぶことさえできなくなってしまいます。しっかり跳べなければトレーニングの効果を得られなくなってしまいます。また太くなった分回しにくくなるのは確かなので、その補助としてロープの留め具がベアリング式のものを選ぶといいです。ベアリング式は回転子と言うものが入っているため回転しやすくねじれなども起きにくくなっています。慣れてきたらウエイトロープや、上述のタイロープなどを使うといいです。どちらも太いビニールロープよりもさらに重くなっているためトレーニング負荷は高いといえるでしょう。


4:縄跳びのトレーニング動画


 https://www.youtube.com/watch?v=moJBNjJpEy4


-終わりに
チャンピオンの井上選手や村田選手も基礎練習の一環として縄跳びを行っています。身体を鍛えるのにはもちろん、リズム感を付ける為にも必要となってくる縄跳びは、ボクシングに欠かせない必需品なので、自分に合った縄跳びを選びましょう☆