はじめに
格闘技には様々な種類があります。ボクシング、キックボクシング、MMAなどなんとなく違いが分かる方もいらっしゃると思います。今回はその中でも
『ボクシング』と『キックボクシング』の違いについてご紹介していきます。
■ ボクシングとキックボクシングの始まり
ボクシングの起源はなんと紀元前4000年頃と言われています。当時はラウンドなどは存在せず、戦闘不能になるか、ギブアップで勝負がつくといったルールだったようです。
一方キックボクシングは日本が発祥です。1959年にタイ人同士のムエタイが日本で開催され、『空手ボクシング』という仮の名称でスタートし、後に『キックボクシング』という名称で広く知られるようになりました。
■ ボクシングとキックボクシングのルール
(1) ボクシングのルール
まずは階級があります。ミニマム級、ライト級、ヘビー級など体重別で分かれます。攻撃方法は拳のみ。1ラウンド3分、ラウンド間は1分のインタバルが設けられ、最大12ラウンドまで戦います。判定にもつれたときは3人のジャッジャーが10点満点の減点方式で判定します。
ラウンド途中で倒れた(ダウン)場合はレフェリーの10カウントのコールまでに意識的にファイティングポーズをとることができれば続行、取れなかった場合や、レフェリーが続行不可能と判断した場合はKOとなり勝負ありとなります。
(2) キックボクシングのルール
キックボクシングは、1ラウンド3分でアマチュアは3ラウンド、プロは5ラウンド方式で行います。ラウンド間のインターバルは1分。さらにキックボクシングは団体によりルールが異なります。
基本的には膝や蹴り、肘、首相撲ありのムエタイルールですが、団体によっては肘がNG、顔面への膝がNG、ローキックがNGなど同じ種目ですが、ルールが違うことがあります。
■ ボクシングとキックボクシングのパンチや構えの特徴
(1) ボクシング
基本的に拳のみの競技なので、ガードは顎の高さに構え、腰を落とし、頭を少し前後に振るような動きをします。蹴りの攻撃がないため両端を軸にして踏ん張るように攻撃をしていきます。
(2) キックボクシング
首相撲などの攻撃があるのでガードをこめかみの高さに構えます。また下半身への攻撃があるため後ろ足を軸にして、前足は浮足と言って少し浮かせて構えます。浮かせることで、相手の蹴りに対しての防御をすることができるためです。
■ もし対決したらどっちが強い?
どういったルールで対決するかにもよりますが、ボクシングルールならボクサーが、キックルールならキックボクサーが強いというのが一般的です。特にルール制限を設けない総合格闘技ルールのような設定なら、蹴りや肘などを使えるキックボクシングの方が強いのではないのでしょうか。
■ ダイエット目的で習うならどっちがいい?
(1) ボクシングがおすすめ
全ての格闘技で共通ですが、攻撃がパンチのみなので1つ1つの攻撃を習熟させていきやすいです。さらにほとんどの格闘技でパンチとはルール上使用してOKなことと格闘技を習ってみたい!という方が最初に入りとしてやってみるのは非常にいいかもしれません。さらに試合も3分1ラウンドとやってみるとわかるのですが、3分動き続けるというのはかなりハードな内容なのでダイエットの効果も期待できます。
(2) キックボクシングがおすすめ
ボクシングと違う点はやはり蹴りの動作が入ることです。やはり蹴りの動作でボクシング以上に下半身の動きを使用するので単純に考えると消費カロリーなどはキックボクシングの方が高くなるのでダイエットには非常に効果的です。
さいごに
今回はボクシングとキックボクシングの違いについてでした。どちらにも良い点がありますので、まずは自分がこれだ!!
と思ったものを始めてみるのがおすすめです。
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