はじめに
有酸素運動という言葉は聞いたことがあっても、実際にはなにが有酸素運動に当たるのか、どのような効果があるのかということについては詳しく知らないという方もいらっしゃると思います。ということで今回は、有酸素運動の効果やおすすめのメニューについてご紹介します。
■ 有酸素運動とは?分かりやすく簡単に解説
有酸素運動とは、筋肉への負荷が比較的軽く、長時間継続して行える運動のことで、筋肉を動かす際、エネルギーとして体内の血糖や脂肪とともに酸素が使われるため、有酸素運動と呼ばれています。
■ どんな運動が有酸素運動なの?
主にウォーキングやジョギング、サイクリング、エアロビクス、水泳などが該当します。
■ 有酸素運動の効果
有酸素運動は筋肉を動かすエネルギー源の一つとして体に蓄えられた脂肪、つまり体脂肪を使います。このことから有酸素運動は体脂肪を減少させ、その分体重を減らす効果もあるといえます。なので、有酸素運動にはダイエット効果が期待できます。また、内臓脂肪も減少させることができるため、高血糖、脂質異常、高血圧、動脈硬化の予防・改善にもつながります。そのため有酸素運動には、様々な生活習慣病の原因を予防・改善する効果もあります。
■ 有酸素運動にはデメリットもある
有酸素運動のエネルギー源は糖質→脂質→タンパク質の順に変わるため、長時間運動をすれば脂肪だけでなく筋肉を消費してしまいます。筋肉量が減ると基礎代謝量が下がってしまい、痩せにくい体になってしまうので、有酸素運動のやりすぎには注意が必要です。
■ インストラクターおすすめの有酸素運動メニュー
・ウォーキング
ウォーキングは老若男女問わず行える有酸素運動です。また、常に足が地面に着いているため、膝・腰への負担が少なく疾患がある方でも怪我をするリスクが低いためおすすめです。
・水泳
水中での運動は水の抵抗や浮力など水の特性を活かすことができるので陸上運動よりも消費カロリーが高く、また関節へのダメージが少ないなどのメリットがあります。
・ボクシング
実はボクシングは有酸素運動と無酸素運動の複合運動といわれており、短い時間で効率的にエネルギーを消費でき、ダイエットに最適です。