冷たい飲み物に注意!夏場の水分補給で熱中症を防ごう

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-はじめに


皆さまいかがお過ごしでしょうか、かなり熱くなってきました。熱くなってくると、熱中症や脱水症状の心配があります、そうならないようには水分補給が必要です。ではどのくらい水分補給が大切なのか今日は見ていきましょう。


■ 夏場の水分補給が大事な理由


まずダイエットや健康づくりのため運動をしている方、運動するとき意識的に水分を摂取していますか?運動時には体温が上昇し、日常生活よりも多くの汗をかくため水分を多く消費します。特に夏は気温が上昇する為、より多くの水分が失われます。また、冬は夏と比較して乾燥していて汗が蒸発しやすいので、自分では汗をかいているという自覚が少なくなりがちです。真夏以外のシーズンでも安全に楽しく運動するために、水分摂取を意識しなければいけません。運動前後の体重減少量が2%以上になると、持久力や判断力が低下し、さらにひどい場合には体温調節がうまくできずに熱中症に陥る恐れもあります。熱中症や脱水症状にならない為にも水分補給はかなり大切になってきます。


■ 夏場の水分補給の注意点


(1) 温度


水温10℃が望ましいことが分かりました。水温の高い22℃では吸収量が少なくなり、また低い2℃では、飲みにくいと感じ、十分な飲水ができなくなる恐れや身体に負担がかかる可能性がありました。スポーツパフォーマンス向上という観点においては水温5℃から15℃の間で摂取していただくのが好ましいです。


(2) 水分補給のタイミング


水分を摂取してもそれが体に浸透するのに20分ほどかかります。また、一度にたくさんの水分を摂っても、体はうまく吸収することができません。つまり、水分はこまめに少しずつ、のどが渇いたと感じていなくても意識的に摂ることが大切なのです。
就寝中の水分不足に備えて、夜寝る前と朝起きた後、それぞれコップ1杯ずつを飲むことも大事です。
そのほか特に水分補給が必要とされるタイミングとして、スポーツ中及びその前後、入浴前後が挙げられています。夏の日中など汗をたくさんかいた際には、水分補給はもちろんですが、塩分などの電解質の補充も忘れないようにしましょう。注意点として、アルコールや多量のカフェインを含む飲み物には利尿効果があるため、かえって脱水になる可能性がありますのでご注意ください。


(3) 水分補給量


水分補給の目的は、水分平衡、すなわち体の水分を正常状態にすることです。水分の必要量は、個人の代謝、環境条件、および活動レベルによって決定されるため、大きく変動します。必要量は人によって変わるだけでなく、日によっても大きく変動します。つまり、穏やかな気候に住む、健康で非活動的な人たちに対すると活動的な人や、高温で標高の高い、または非常に低い湿度にさらされる人とでは、水分必須量がかなり変わってくるので注意してください。

■ 水分補給におすすめの飲み物

水、麦茶などのノンカフェイン飲料を意識してとるようにしましょう。ほかにも、たんぽぽ茶(タンポポコーヒー)、ルイボスティー、黒豆茶、コーン茶などもノンカフェインなうえ、ミネラルも補給できるのでおすすめです。運動や外回りでたくさんの汗をかいたときは、スポーツドリンクや経口補水液など塩分やミネラルも一緒に補うようにしてくださいね。ただ、スポーツドリンクは運動量の多い人が、水分補給に必要なエネルギーやミネラルを補えるように作られているので、運動をしない人が飲むとカロリーのとりすぎになってしまうこともあります。飲みすぎには注意しましょう。


--終わりに


いかがでしたでしょうか?水分補給の大切さがわかっていただけたかと思います。しかしながら水分補給がしっかりできていても、食事がとれていなかったり、食事内容が偏っていたりすると疲労が蓄積して熱中症にかかりやすくなります。食事は主食、主菜、副菜のそろった定食スタイルを心がけましょう!ご飯やパンなどの主食だけで済ませてしまうと栄養が偏ってしまい、体を動かすエネルギーを生み出せなくなってしまいます。食事や睡眠をしっかりとって、熱中症に負けない体づくりをしておくこともとても大切です。